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YouTuberになるメリット・デメリット。楽そうな職業の裏側

これからユーチューバーを目指す人向けに、現役YouTuberの視点からメリット・デメリットを紹介していきます。

子供がYouTuberになりたいと言った場合なんかにも、親子で一緒に見てみてください。特に小学生や中学生が憧れる職業だそうですよ!

デメリット

安定した職業では無い

まず、大前提として、専業YouTuberは安定した職業ではありません。

毎月の収入が違うのでとても不安定です。

 

また、悲しいことですが、まだまだ社会的信頼も低いです。

「職業はユーチューバーです」というとバカにされることも多いです。

例えば引っ越しやローンを借りたい場合など、審査が厳しく中々通らないと言っているユーチューバーは多いです。

 

正社員という安定を捨てる覚悟が必要です。

 

ほとんどの人が稼げない

ユーチューバーとして成功するのは、全体の1割ほどと言われています。

100人に1人しか食っていけないのです。

 

また、イケメンや可愛い美女などが成功しやすいかというと必ずしもそういうわけでは無いです。

受ける動画がわかりにくというもの、YouTubeの難しいところです。

 

成功するまで努力し続ける必要があります。

 

競争が激しい

最近では、芸能人やアイドルなどの有名人がどんどんYouTubeに参入してきています。

本田翼や草なぎ剛AKB48吉本興業のお笑い芸人の方などが代表例でしょうか。

 

また、芸能人に限らず、面白い新人ユーチューバーというのも毎年バンバン出てきます。

いつか自分の価値が無くなるのではないかというプレッシャーがあります。

 

芸能人と戦える強みが最低1つは必要です。

 

アンチからの暴言

人気になると必ず付いてまわるのがアンチです。

あなたのことが羨ましくて憎くてムカついて堪らない人達のことです。

 

アンチの居ない人気ユーチューバーは居ません。

「バカ」とか「○ね」くらいの誹謗中傷なら可愛いものです。

 

メキシコのユーチューバーが武装組織に殺害されるという事件もありました。

動画の内容が過激で挑発的だったために、銃弾を15発打ち込まれたそうです。

動画の内容には細心の注意を払わなければなりません。

 

日本でも、厄介なものだと、実生活への嫌がらせに発展することもあります。

はじめしゃちょーやフィッシャーズ・東海オンエアなどの有名ユーチューバーは、自宅の中まで押し入られたり、ストーカー行為をされたりなど記憶に新しいですね。

その後、引っ越しを余儀なくされたりもしました。

もちろん、ユーチューバーは社会的信用度が低いので引っ越し先を探すのも容易では無かったでしょう。

 

動画の内容から実家や自宅などの住所が特定されたり、本名がバレたりして卒業アルバムをネット上に公開されたユーチューバーもいます。

 

芸能人や女子アナウンサーなんかだと、こういった事件があると、ボディガードが付いたり、自宅から職場まで送迎されたりします。

しかし、ユーチューバーにはそんな物はありません。

自分だけでなく、最悪の場合、家族にも迷惑がかかります。

 

自分の身を自分で守る必要があります。

 

ずっと動画投稿を続けなければならない

ヒカキンによると「YouTuberとはゴールの無いマラソンのようなもの」であると語っています。

 

ユーチューバーは自分が働かなければ給料は出ません。

そして定年退職も無ければ寿退社も有給休暇もありません。

病気になったらその分収入は減るし、やる気が出ずサボるなんてもってのほかです。

 

YouTuberというのは言わば個人事業主

あなたが社長であり、あなたが社員なのです。

 

YouTuberは動画を作り続ける必要があります。

 

常にネタを考えなければならない

定期的に動画を出す必要があるということは、それだけ頻繁に動画のネタを考え続けなければならないということです。

同じことをしているとマンネリ化してきて視聴者に飽きられます。

有名なユーチューバーが人気が無くなり「オワコン」と言われるようになると、そこから復帰するのは容易なことではないです。

 

「1日中動画のことを考えている」と語るYouTuberはとても多いです。

ネタ探しに毎日コンビニやドンキホーテに行くというユーチューバーもいます。

常にネタ出しをするということは、当然それだけ知識や情報が無いとダメです。

 

情報収集しつづける情熱が必要です。

 

最初は無収入

どんな有名ユーチューバーも最初は無収入です。

YouTubeには審査があり、これに合格しなければ広告収入を得ることは出来ません。

 

条件

  • チャンネル登録者1000人以上
  • 過去12ヶ月で累計4000時間以上の再生

正直これはかなりハードルが高いです。

ちなみに、かつては、累計再生10000回があれば、すぐに広告が付けれました。

過激な動画で炎上するユーチューバーが増えたせいで、どんどん審査が厳しくなっているのが現状です。

 

広告を付けるにはチャンネル登録者1000人を超える必要があります。

 

時間と手間と労力がかかる

動画を作るには大まかに「企画→撮影→編集→サムネ作り→投稿」という流れが必要です。

サムネイルを作るために画像を編集する必要もありますが、

中でも、動画編集は特に大変です。

編集ソフトの知識が必要だし、特に初心者の内は、「使い方を調べながら動画を作る」というのが、かなりの労力のかかることです。

 

ユーチューバーとは、一見華やかな職業ですが、動画のカット編集や字幕(テロップ)付けなどの「地味で単純な作業の時間」が大半を占めます。

私の場合ですと、動画1本作るのに最低でも20時間以上はかけています。

 

編集はとても時間がかかります。

 

お金がかかる

有名ユーチューバーは良いパソコンやカメラやマイクを持っている人が多いです。

特にパソコンやカメラは、ウン十万円からウン百万円ほどするものまで様々ですが、

とにかく、ユーチューバーとして続けて行こうと思ったら、ある程度の撮影機材への投資は避けては通れないということです。

 

また、外で撮影するような動画ジャンルだと、交通費や入場料などの費用がかかります。経費がかかりすぎて収入が減ってしまったとなっては本末転倒なので注意が必要です。

 

YouTubeが無くなったら無職

今まで多くの動画共有サイトが潰れてきました。

ありえないと思うかもしれませんが、もしYouTubeが潰れてしまったら、我々は閉店です。

 

現状、YouTubeに変わる「収入が得られる動画サイト」はほぼ存在しません。

ニコニコ動画やTopBuzzが挙げられることもありますが、YouTubeと比べるとかなり稼ぎにくいというのが実体験です。

 

個人事業主とはいってもYouTubeに頼っている部分がかなり大きいです。

 

突然チャンネルや動画が削除されることもある

YouTubeが無くなることは無くても、チャンネルや動画が削除されることは頻繁にあります。

YouTubeは動画をAIで管理しているので、一見何の問題の無いような動画でも、突然削除されたりということが結構あります。

有名なユーチューバーのチャンネルが誤BAN(AIによって誤って削除)されることもわりと頻繁に話題になります。

 

YouTubeのAIはとても怖いです。

 

YouTubeのシステム変更に巻き込まれるかも

実はこれもかなり頻度が高いです。

最近だと、いわゆる「ゆっくり」やボーカロイド、自作アニメなどのチャンネルが広告を剥がされ、収益を得ることが不可能になっていると話題になっています。

ちなみに先程の「動画の削除される」の場合もそうですが、YouTube側から具体的な説明がなされることはほとんどありません。

 

よくわからない理由で突然広告が付けられなくなったりもします。

 

黒歴史として一生残る

動画に限らずですが、一度ネットに投稿されたものというのは永遠に拡散され続け残り続けます。いわゆる黒歴史です。

ユーチューバーとして成功した場合はともかく、失敗した場合に顔だけ知名度が広まって「ネットのオモチャ」になるということもあります。

 

炎上した場合もずっと残ります。

ポジティブニュースよりネガティブニュースの方が残りやすく拡散されやすいです。

 

逆に、ユーチューバーとして有名になった後に、「大人用のDVDに出演していたことが発覚した」などというケースもあります。

 

顔出しの有無や専業・副業に関わらず、家族や学校・職場で顔バレしたりといったことは十分あり得ます。

副業でユーチューバーをやっている場合にも、当然、就職や転職に影響します。

もしかしたら、人生を詰むこともあるかもしれません。

 

動画の内容や日頃の行動には常に気を配る必要があります。

 

プライバシーが無い

特に顔が売れているユーチューバーにはプライバシーはほとんど無いです。

普通に町を歩いていても写真を撮られたり、サインや握手を求められたりといったことがあります。有名税などと言われますが、この時ファンに冷たくしたりすると、ファンが一転してアンチになったりするのが怖いところです。

 

ユーチューバーというのは、どうしても個人情報やプライベートの切り売りになりがちなので、そこからくるトラブルなどを防ぐのが大変です。

 

顔出ししていない学生ユーチューバーでも、「声だけで」顔や住所などが特定されたといったケースもあります。

その方は、その後しばらく自宅への嫌がらせに悩んでいました。

 

もしかしたら生きづらくなるかもしれません。

 

悩みが相談出来ない

特殊な上に新しい職業なので、仕事の悩みを相談しにくい・明確な答えが得にくいというのがあります。

会社員とも違うし芸能人とも違う、ユーチューバーという職業には、独自の悩みがあります。

それは、ファンとの距離感だったり、動画生産へのモチベーションだったり様々です。

 

ほとんどの悩みは自分で解決しなければいけません

メリット

成功すればお金持ち

現在有名なユーチューバーのほとんどはとんでもない金額を稼いでいます。

ヒカキンやはじめしゃちょーなどは、若くしてすでに10億円以上の広告収入を得ていると言われています。

 

YouTubeドリームを掴もう。

 

誰でもチャンスがある

「動画を投稿するだけ」なら小学生でも出来ます。

メルカリでヒカキンに「アルミホイル鉄球」を買ってもらったことで、一躍有名になった小学生もいます。

実際に、小学生ユーチューバーや、幼稚園ユーチューバーという人達も居ます。

 

スマートフォンで何気なく撮った動画がバズったりすることもあります。

元手がかからないというのもメリットでしょう。(カメラにお金をかけている人も当然多いです)

 

「猫を撮影しただけ」・「ゲームをしている所を撮影しただけ」などの動画でも、有名になる可能性があるのです。

 

小学生でもユーチューバーになれる。

 

ファンが付く

人には誰でも承認欲求というものがあります。他の人に認められたい・褒められたいという気持ちです。

ある程度人気になると、ファンが付きます。

動画のコメント欄などで「いつも見てます」なんて書き込まれた時には、思わずニヤけてしまいます。

 

「やりがい」みたいなものは凄くあります。

 

有名になれる

知名度が高いというのはそれだけパワーがあります。

ある程度人気になった後、メディアから取材を受けたり、CDデビューや写真集デビューしたりするといったユーチューバーは結構多いです。

テレビに出演したり本を出版したりというような人も居ます。

セルフブランディングにもってこいなわけです。

 

また、YouTube以外の活動をする際にも、その知名度は役立つものとなるでしょう。

少し逆説的になりますが、大人気女優の本田翼がYouTubeに参入してきて、「日本人最速でチャンネル登録者100万人を達成」したような感じです。

 

知名度は最強の武器。

 

自分が商品になれる

有名になれば、あなたが何かするだけで話題になり、そこに経済効果が生まれます。

動画の中で、何か商品を買ったりゲームをプレイしたりする、もしくはただ喋るだけ、それだけでお金を得ることが出来るかもしれません。

 

芸能人のように自分を商品にしよう。

 

ある意味楽な職業

当然向き不向きがありますが、少なくとも私は人間関係には悩んでいません。

嫌な上司とか苦手な取引先が居なかったり、出勤などの通勤時間が無いというのは大変なメリットだと思います。

一人でコツコツやるタイプの人にとっては、ある意味楽だと思います。

 

また、家族や子供と触れ合う時間は沢山あるでしょう。

旅行などにも行きやすいと思います。

 

とにかく自由。

 

検索(SEO)に強い

GoogleYouTubeの動画を優先して検索結果に出す傾向があります。

検索結果のトップに出てくる動画を見てみると、再生回数1万回とかの動画もかなり見かけます。

ブログでSEO対策(検索結果の上の方に表示させる作業のこと)するのはライバルも多く大変ですが、動画ならまだまだチャンスはあります。

 

また、関連動画という機能があるので、初心者の動画でもブログに比べて発見されやすいのもメリットです。

 

動画はブログより有利。

 

動画は資産になる

あなたがご飯を食べている時でも寝ている時でも、あなたの動画は再生されます。

これはいわば、YouTubeやあなたの動画が「あなたの代わり」に働いているようなものです。

動画は1度投稿すると、半永久的に残り続けます。それがめちゃくちゃ面白い動画だったら何年後でも再生され続けます。

YouTubeは動画を通じてあなたの知名度を上げ続け、収入を発生させ続けてくれるのです。

 

まるで株や不動産のようではないですか?

まとめ

ユーチューバーというと、楽して儲けるみたいなイメージの人も多いかもしれません。

稼いでいる人も当然居ますが、デメリットも凄まじいものがあり、楽な職業かというとそうとは言えないのではないでしょうか。

 

動画編集が好きな人や、ネットでの顔出しに抵抗が無い人、有名になりたい人なんかは向いているかもしれません。