有名ゲーム実況者が使っているマイクをまとめてみました。
特に人気なのはこの2本だと思います。どちらを買うかはお財布と相談♪
- コスパ最強の初心者向けマイク「SONY ECM-PCV80U」約3000円。
- 高価格だが高音質な「Blue Microphones Yeti USBマイク」約15000円。
通称、Yeti(イエティ)マイク。
マイク購入の前に
スタンドマイクとヘッドセット
マイクは大きく分けて2タイプあります。スタンドマイクとヘッドセットです。
スタンドマイクは、カラオケで使うようなマイクをスタンドに置いて使うもの(手で持っても使える)。
ヘッドセットは、ヘッドフォンとマイクが一体になったもの。それぞれのメリット・デメリットを説明していきます。
スタンドマイクのメリット
- 好きなヘッドフォンやスピーカーが使える。
- 装着感に悩む必要が無い。
- 複数の人の声を入れやすい。
スタンドマイクは、好きなヘッドフォンやスピーカーが使えるのが大きな特徴です。
同じ価格のヘッドセットとヘッドフォンを比べた場合、ヘッドフォンの方が音質がいい場合が多いので、それがスタンドマイクの利点となります。
ただ、ゲーム実況の場合だと、撮影中にスピーカーから音を出すと、それをマイクが拾ってしまって、動画ではニ重にBGMが鳴っているなんてこともあるにで、撮影中はスピーカーの使用は難しいかも知れません。
また、ヘッドセットは長時間使用で耳が痛くなったりしますが、スタンドマイクはそれが無いのもいいです。
また、同じ部屋で複数人でゲーム実況などをする場合、マイク1本で済ませれるのも利点です。
スタンドマイクのデメリット
- マイクと口元の距離や角度に気をつける必要がある。
- 使用時、マイクの置き場所が必要。
- 周囲の雑音を拾いやすい。(マウスやキーボード、机の揺れなど)
- スピーカーの場合ハウリングが起きる場合がある。
動画の中で声の小さい部分や大きい部分があると、視聴者にとって好ましくないです。
後から聞き取りづらい部分を編集するのも大変ですし、そこはヘッドセットに比べてデメリットと言えます。
また、テーブルに置く必要があるので、ゲーム実況の場合だと、「ゲーム画面とスタンドマイクの配置」が難しかったりします。(マイクに近づくとゲーム画面が近すぎるとか、無理な体制で話さないといけないとか)
かなり広めのテーブル(特に奥行き)が必要となります。
また、回りの音もよく拾うので、生放送の場合だと、選挙カーや救急車の音から住所バレなんてリスクも0では無いです。
ヘッドセットのメリット
- 動きながら喋っても、しっかり声が入る。
- 場所を取らない。
- マウスのクリック音やキーボードの打鍵音が入りにくい
- 「ザ・ゲーム実況者」感が出る
ヘッドセットは、マイクと口元の距離が一定なので、体を動かしたりしても声をしっかり拾ってくれます。
体を動いてしまいがちな、ホラーゲームや顔出し配信などをする場合、視聴者が聞き取りやすいのが特徴です。
また、スタンドマイクに比べると、声量が小さめでもしっかり声を拾ってくれるので、声が小さい人やあまり大きな声を出せない環境にある人などに向いていると言えます。
使用する際も、マイクをテーブルにセットする必要が無いので、場所を取らないのがメリットです。
ヘッドセットのデメリット
- ヘッドフォン部分の音質は、同価格帯のヘッドフォンと比べるとやや劣る。
- マイク部分も、こもった感じの音質になりやすい。
- 長時間使用すると耳やその周辺が痛くなりやすい。
ヘッドフォンの音質に関しては、同じ様な値段のヘッドフォンと比較した場合、劣る場合が多いです。
ボイスチャットやゲーム実況だけでなく、音楽鑑賞などにも使用したい場合は、少し物足りないかも知れません。
また、長時間使用すると、耳や頭が痛くなったり、疲労感が出てきたりします。
特にメガネをかけている人は耳付近への負担が大きくなります。
ゲーミングヘッドセット
ヘッドセットの中には、ゲーミングヘッドセットと呼ばれる物があります。
音質にこだわっていて、特にFPSやTPSなどのシューティングゲームをする際に、敵の足音や爆発音などが聞き取りやすいようにチューニングされています。
音楽鑑賞などにも使えなくは無いですが、原音を忠実に再現する製品では無いことは注意が必要です。
マイクミュートボタンの有無・音量調整コントローラー
マイク本体にミュートボタンが付いているものとそうでないものがあります。
特に、PCを使わずにPS4に直接繋いでライブ配信する場合は、マイクミュートボタンがあった方が便利かなと思います。
また、ヘッドセットには、音量調節のためのコントローラーが付いているものもあります。生放送などの際は、突然家族が部屋に入って来た場合(通称:親フラ)などからの本名バレ対策にもなります。
<たかしー。ご飯よー!
全指向性と単一指向性
PCマイクには主に「全指向性と単一指向性」というものがあります。
これは音をどの方向から拾えるかを表しています。
全指向性(無指向性)は、360度どこからでも音を拾うことが出来るタイプです。
複数人で録音したい場合は、全指向性のスタンドマイクを買いましょう。
単一指向性とは、一部の方向から音を拾うタイプのマイクです。
ノイズが入りにくいのが特徴で、ヘッドセットのマイクによく採用されています。
スタンドマイクの一部にも単一指向性のものがあります。(例:PCV80U ECM-PCV80U)
オーディオインターフェースは必要か
有名ゲーム実況者まぐにぃさんも使用しているオーディオインターフェース(AG03)
マイク購入と同じくらい悩むのが「オーディオインターフェースは必要か」という問題ではないでしょうか。
ライブ配信中にリバーブなどをかけたい場合は購入する必要があります。
また、より高音質で録音・配信したい場合も買った方がいいのですが、基本的にオーディオインターフェースはUSBマイクには接続出来ません。
そして、ゲーム実況者向けによく紹介されるマイクはほとんどがUSBマイクです。
ゲーム実況者でオーディオインターフェースを利用している人は少ない印象です。
ライブ配信で雑談メインな人だと買ってる人もいるかなといった感じ。
歌ってみた・演奏してみた系などのYouTuberは、音にとにかくこだわっているので買う人が多いでしょう。
どのマイクを買えばいい?
まず、注意点として、PCマイクはパソコンとの相性によってかなり使用感が変わります。(特にオンボードサウンドとの相性)
そのため、Amazonレビューなどで「マイクの音が大きくて良かった」とか「マイクの音量が小さい」というのはアテにならない場合が多いです。
ゲーム実況に使う場合ですが、PS4でゲーム実況する場合はUSB接続が出来るマイクがおすすめされることが多いです。PC無しでPS4単体でゲーム実況出来るからです。
また、人気の無い内や、高音質の「歌ってみた」動画を投稿するので無ければ、最初は1000円くらいの安いマイクでも十分です。
機材にお金をかけだすと止まらなくなります。特に音質に関しては、マイク以外にも「オーディオインターフェースやサウンドカード」など、より音質をよくするための商品が沢山あります。
ある程度人気が出てから音質にこだわり出しても遅くはないでしょう。
スタンドマイク
コスパ最強の初心者向け「SONY ECM-PCV80U」
presented by:Amazon
- 価格:約3000円
- 接続方法:3.5mmステレオミニプラグ(USB変換器付き)
- マイクミュートスイッチ有り
- PC接続可、PS4接続可(ただし、ピーという小さなノイズが入る)
Amazonにてベストセラー1位の大人気商品です。価格も安めで音質も中々のもの。ソニー製。
最初の1本ならこれで十分ではないでしょうか。ただ、録音した声を静かな場所でヘッドフォンで聴くと、ほんの少しですがノイズが入る印象です。そして、後述する1万円代のマイクと比べるとやはり音質は劣ります。
3.5mmステレオミニプラグなのでオーディオインターフェースに繋げるなど拡張性もあります。さらに、USB変換器(オーディオボックス)が付属しているので、PS4にUSB接続出来たり、マイクノイズを軽減出来たりと便利です。
有名ゲーム実況者や配信者なども多く使用していて、StylishNoobさん・オパシさん・こみみさん・高田健志さんなども使用しています。
コスパが良く人気の商品ですが、値段相応の欠点もあります。
欠点1:息を拾いやすいので、息がかかったときの「ボフッ!」という音が発生しやすいです。気になる場合は、別途ポップガードを買う必要があります。
欠点2:マイクの集音範囲がやや狭い。また、付属のマイクスタンドが小さい。
マイクと口をかなり近づけないと、声が入らない場合が多いです。マイクスタンドも小さいので、机に置いて配信する場合など声の大きさが不十分になりがちです。
手で持って使う場合は問題ありませんが、必要に応じて、マイクスタンドを別途購入するのもよいでしょう。
マイクスタンドとポップガードが一緒になった商品もあります。
presented by:Amazon
また、マイクアンプを購入して、声の音量を上げるという方法もあります。
マイクアンプは、マイクの音質を悪くせずに音量を上げられるいう利点があります。
presented by:Amazon
レビューを見てみると「SONY ECM-PCV80U」と一緒に購入している方が多いのがわかります。
欠点3:付属のオーディオボックスとPS4との相性が悪い。
このマイクには、PCを使わずにPS4だけでゲーム実況が出来るようにオーディオボックスという変換器が付いています。しかし、どうやらこの変換器とPS4の相性が悪いらしく、変換器と繋ぐと「ピー、ピー」という小さなノイズが発生するようです。
PC無しで、このマイクとPS4のみでゲーム実況をやりたい場合は、マイクのアダプタをUSBに変換する変換アダプターを別途購入するとよいでしょう。
ただ、変換アダプターとして色んなブログで紹介されている商品がこれですが・・・
presented by:Amazon
5万くらいします。めっちゃ高い!
正直、変換アダプタにまでお金をかけるくらいなら、下の「Yeti」でいいんじゃないかなと思います。どちらもPS4対応なので。
高音質USBコンデンサーマイク「Blue Microphones Yeti USBマイク」
presented by:Amazon
色んなレビューを見ていると「SONY ECM-PCV80U」からステップアップしてこの「Yeti」を購入する人が結構多い印象。
値段は高いですが、音質は最高峰。ただ海外製なので、サポートに少し難ありなようです。(Amazonレビューによる)
サイズもマイクにしてはでっぷりしていて、付属のマイクスタンドも大きく、ここで紹介しているマイクの中では一番スペースを取るかなと思います。
カラーバリエーションが豊富で9種類あります。(色によって数百円ほど値段が違う)
マイクから直接USB2.0で接続出来るので、オーディオインターフェースを使用しないマイクの中ではトップクラスの音質が維持出来ます。
コンデンサーマイクは普通PCと直接接続してはいけませんが、この「Yeti」はPCと直接繋げられます。
また、全指向性と単一指向性を切り替えれるので、1人収録と2人収録の両方使いに向いているのも特徴です。
赤髪のともさん、KUNさん、もこうさんなどが使用しています。
- Yeti USBマイクのデメリット
欠点1:USBマイクなのでオーディオインターフェースが接続出来ません。
生配信でリバーブなどをかけて遊ぶ場合はオーディオインターフェースと呼ばれる機材をマイクとPCに接続しますが、、
こういうやつ
「Yeti」はUSB接続なのでオーディオインターフェースに繋げることが出来ません。
欠点2:周りの音を拾いすぎる。
単一指向性モードにしても結構周りの音を拾います。(キーボードの打鍵音や机の揺れる音など)PCゲームでマウス操作する際などにノイズが乗りやすいかもしれません。
これらのノイズが気になる場合はショックマウントホルダー(サスペンションホルダー)と呼ばれる商品を別途購入する必要があります。
また、ショックマウントを繋げるためにマイクスタンドも必要なようです。
presented by:Amazon
欠点3:PS4に接続するとマイクモニターがオンになる
PC接続の場合は問題ないですが、PS4に接続すると自動でマイクモニターがオンになります。(ヘッドフォンから自分の声が聞こえるようになる)
国産音響メーカーの高性能マイク「オーディオテクニカ USB マイクロホン AT2020USB+」
presented by:Amazon
- 価格:約16200円
- 接続方法:USB
- マイクミュートボタン無し
- PC接続可。PS4接続可。
音響メーカーのオーディオテクニカの高性能マイク。
「Yeti」と比較しても値段・音質にほとんど差は無し。ただ、マイクミュートボタンが無いのが気になるところ。また、付属のスタンドのバランスがやや不安定な印象。
「Yeti」よりもこちらの方が小さめで邪魔になりにくい。また、マイクモニターの音量調整が可能なので、ライブ配信中に自分の声を調整しながら配信出来る。
オーストラリアのマイクブランド「RODE USB接続コンデンサーマイク NT-USB」
presented by:Amazon
- 価格:約18900円
- 接続方法:USB
- マイクミュートボタン無し
- PC接続可。PS4接続△
コンデンサーマイクで有名なオーストラリアのメーカー。「Yeti」や「AT2020USB+」と聴き比べてもほぼ差が無いくらい高音質。最初からポップガードが付属している。
ここで紹介しているマイクでは一番高い。マイクミュートボタン無し。「Yeti」並にデカい。PS4と相性が微妙で、認識しない場合がある様子。
1万円代ではコスパ良し「AVerMedia USBマイクロホン AM310」
presented by:Amazon
- 価格:約11880円
- 接続方法:USB
- マイクミュートボタン有り
- PC接続可。PS4接続可。
キャプチャボードで有名なAVerMedia。
マイクミュートボタン有り。ヘッドフォンの音量調整ボタン有り。
「SONY ECM-PCV80U」より高く、「Yeti」より安い、中価格帯のマイク。
1万5000円代の他のマイクと比較するとほんのわずかに音質が劣る印象。コスパで見ると「Yeti」よりややお得か。
超小型ピンマイク「ECM-PC60」
presented by:Amazon
- 価格:約3000円
- 接続方法:3.5mmステレオミニプラグ
- 指向性:全指向性
スタンドマイクとしても使えるピンマイク。よくおすすめされるマイクの中では一番安い。外配信やロケなどがしたいyoutuberにもおすすめ。
ホルダークリップが付属しているので、スタンドを立てずに、ピンマイクとしても使えます。
ヘッドセット・ヘッドホン
キングストン ゲーミングヘッドセット「HyperX Cloud Revolver S(HX-HSCRS-GM/AS)」
presented by:Amazon
- 価格:約16,734円
- PC・PS4・PS4Proに7.1chサラウンド対応
- イコライザ設定が可能
- USB接続(有線接続)
有線のヘッドセット。マイク取り外し可能。
Amazonレビューにて、キングストン公式が細かく不具合のやり取りなんかをしているのが好印象。
・HyperX Cloud Revolver Sの欠点
7.1chサラウンド有効時は、小さなホワイトノイズが入る。
7.1chサラウンド有効時はイコライザ設定が無効になる。逆にイコライザを有効にするとサラウンドが無効になる。(どちらかしか選べない)
「Razer Thresher 7.1 PS4®(RZ04-02230100-R3M1)」
presented by:Amazon
- 価格:約18544円
- PC・PS4・PS4Proに7.1chサラウンド対応
- USB(+光デジタル端子)接続
ワイヤレスヘッドセット。
PS4で無線で7.1chサラウンドに対応しているヘッドセットはこのシリーズか、ソニーの純正のものだけ。
※PS4スリムとニンテンドースイッチでは使えないようです。
高価版「Razer Thresher Ultimate for PS4®(RZ04-01590100-R3A1)」
- 価格:約27520円
- PC・PS4・PS4Proに7.1chサラウンド対応
Thresher 7.1との違い
- Dolby Headphone 7.1chサラウンドシステムのON/OFFスイッチ装備
- レシーバーがヘッドセットスタンド(および充電ドック)を兼ねる作り
ソニー純正「ワイヤレスサラウンドヘッドセット (CUHJ-15007)」
presented by:Amazon
- 価格:約13400円
- USB接続
純正ワイヤレスヘッドセット。
PS4で7.1chサラウンドに対応。ヘッドホン部分は良い。
ただ、マイク部分に欠点あり。
マイクがニョキっと出てくるタイプでは無い。
周りの音を結構拾う上に、声もあまりよくない。
旧型(CUHJ-15005)と間違えないように
presented by:Amazon
型番の最後が「5」で内側が青いのが旧型。
ミックスアンプ付き「Astro Gaming A40 TR + MIXAMP Pro TR」
presented by:Amazon
- 価格:約32800円
- 有線
ミックスアンプが付いているおかげで7.1chサラウンドに出来る。
他のヘッドセットに繋いでもサラウンドになる。
ゲーム音だけ音量変更したり、ボイスチャットの音量だけ変更したり出来る。全体の音量の変更も可能。
ヘッドセット部分の性能についてはやや評価の分かれるところ。
ミックスアンプだけ単品売りされているので、そちらを購入し、手持ちのヘッドセットと組み合わせるのもあり。
アストロ ミックスアンプ ブラック
presented by:Amazon
- 価格:約17390円
ゼンハイザーGSP300とセットで買う人が多いようです。
- 価格:約8870円
もしくは上位モデルのゼンハイザーGSP600
- 価格:約26900円
DustelBox(ダステルボックス)も使用している「G633」
presented by:Amazon
PUBGプロプレイヤーのダステルボックスさんは、ロジクールのG633を使用。
G633の上位モデル「G933」
presented by:Amazon
- 価格:約15150円
7.1chサラウンド対応。(PCのみ)
こちらを使用している場合もあるようです。
子供のプレゼント用に「ステレオヘッドセット エンペラフックHDP」
presented by:Amazon
スプラトゥーンの世界で実在するギアをそのままヘッドセットにした商品。
値段は安いですが性能もそれなりです。子供は喜ぶと思います。(どちらかというと観賞用かも?)